十二弟子の年齢

2015年 4月 29日

Q メシアの生涯第44回目のメッセージで紹介された<12使徒の歌>の歌詞に、「イエスの使徒たち12人、彼らは全員20代」とありますが、聖書のどこから彼らが20代だとわかりますか。

A ご質問にお答えします。

 

(1)聖書に、12弟子の年齢が書かれているわけではありません。
  従って、全員20代というのは、種々の情報を総合しての類推です。
 (反論する人がいても驚きませんが、ほとんどの学者が同意すると思います)

 

(2)イエスが公生涯に立たれたのは、およそ30歳の頃です。
  弟子たちの年齢がイエスよりも若いとすると、彼らは、召された時点で20代だということになります。
  問題は、イエスはどの弟子よりも年上だったかということです。

 

(3)イエスは、特別な能力を持った人たちを弟子に召したわけではありません。
  イスカリオテのユダを除いては、全員ガリラヤ人でした。
  もっと言うと、イエスが弟子として召すことができたのは、ごく平凡な人たちだったということです。
  当時の認識からすると、年長者を弟子に迎えるというのは、「特別なこと」に当たります。
  年齢差は、現代の私たちが感じる以上に重要な要素です。

 

(4)イエスと弟子の関係は、当時のユダヤ的背景の中で理解する必要があります。
  ラビは、自分の生徒たち(将来のラビ)の中から学びが進んだ者を選び、他の人に教えることを許可しました。
  もちろん、ラビは生徒よりも年長です。
  旧約では、モーセがヨシュアを任命しているのが、これと似ています。
  イエスが12弟子を使徒として派遣している出来事は、「ラビと生徒の関係」として理解する必要があります。
  イエスの弟子訓練は、ユダヤ的文脈でいうと、ラビが将来のラビを訓練しているということです。

 

< メシアの生涯第44回の聖書講解メッセージはこちらです。>

Posted by 中川健一 | 1 コメント

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コメント

  • (2)の回答では,弟子が20歳未満(10代)である可能性が排除されていません。
    弟子が10代である可能性はないことを説明して下さい。

    投稿者: 加藤裕, 10/08/2015 12:33am (2 年 前)

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