聖霊の保証

2011年 11月 2日

Q ロマ書講解メッセージ「聖化の力(2)」(第28回)の中で、「復活の保証として聖霊の内住がある」と解説しておられました。そこで質問させて頂きたい内容は、「まだ全ての信者に聖霊の内住が実現していなかった旧約聖書の時代、信者の復活や救いは何によって保証されていたのだろうか」ということです。よろしくお願い致します。

 

A 「復活の保証として聖霊の内住がある」と解説したのは、ロマ8:11の箇所です。

もしイエスを死者の中からよみがえらせた方の御霊が、あなたがたのうちに住んでおられるなら、キリスト・イエスを死者の中からよみがえらせた方は、あなたがたのうちに住んでおられる御霊によって、あなたがたの死ぬべきからだをも生かしてくださるのです

聖霊を「保証」と表現している聖句は、2コリ1:22、5:5、エペ1:14などです。「保証」はギリシア語で「アラボウン」です。この言葉には「保証するための頭金を支払う」という意味があります。神様の言葉の確かさにより、保証はすでにあったのですが、さらに「頭金を支払う=聖霊が与えられる」という形でその約束の成就が始まったと理解できます。

そこで、質問への回答を整理すると、こうなります。

(1)旧約時代の聖徒も、新約時代の聖徒も、ともに聖霊によって復活の恵みに与ります。そういう意味では、あらゆる時代の聖徒にとって、聖霊が復活の保証です。ただし、旧約時代の聖徒たちには「聖霊の内住」は預言されているだけで、体験的知識にはなっていませんでした。

(2)最も大切なことは、根源的な意味での保証は、神の確かさであり、神の言葉だということです。ヘブ6:13~17にこうあります。

神は、アブラハムに約束されるとき、ご自分よりすぐれたものをさして誓うことがありえないため、ご自分をさして誓い、こう言われました。『わたしは必ずあなたを祝福し、あなたを大いにふやす』。こうして、アブラハムは、忍耐の末に、約束のものを得ました。確かに、人間は自分よりすぐれた者をさして誓います。そして、確証のための誓いというものは、人間のすべての反論をやめさせます。そこで、神は約束の相続者たちに、ご計画の変わらないことをさらにはっきり示そうと思い、誓いをもって保証されたのです。それは、変えることのできない二つの事がらによって、‐‐神は、これらの事がらのゆえに、偽ることができません‐‐前に置かれている望みを捕らえるためにのがれて来た私たちが、力強い励ましを受けるためです

(3)旧約時代と新約時代の差は、以下の2点です。

①新約時代には、イエス自身が保証となってくださった(ヘブ7:22)。

②新約時代には、さらに聖霊が保証として与えられた。

以上の2点は、新約時代の聖徒にだけ与えられている恵みです(今は恵みの時代です)。旧約時代の聖徒たちは、この2点を体験的に知りませんでしたが、新約時代の聖徒たちは、これを体験的に知るようになりました。つまり、さらに大きな祝福が与えられたということです。

(4)まとめとして、こういうことが言えます。

新約時代の聖徒たちが経験する「聖霊の内住」は、「終末的事実」が「今という時」に侵入してきた出来事です。これを専門的には、「成就した終末論(Realized Eschatology)」と呼びます。

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