第3回再臨待望聖会の報告(3月22日にメルマガで配信)
3月20日(火)、東京での本大会を終え、第3回「再臨待望聖会」のすべての予定を終了した。淀橋教会を会場に開催された聖会は、実に感動的で記憶に残るものとなった。その報告をさせていただく。
他の会場同様、東京でも、開始30分以上も前から多くの方々が会場に到着され、席に着いておられた。集われる方々のお顔の表情が期待感で輝いており、再臨というテーマが実にタイムリーなものであることを今回も深く確信させられた。最終的には、700名弱の参加者が与えられた。ハレルヤ!
東京大会では、4つの聖会が持たれ、私の後に、黒川知文氏(愛知教育大学)とエレズ・ソレフ氏(イスラエル聖書大学)が講壇に立ってくださった。
黒川氏は、内村鑑三の再臨運動について講演され、大正時代の再臨運動と現代の再臨運動に多くの共通項があることを指摘された。この講演によって、ハーベスト・タイムが展開する再臨待望運動が、日本の教会史の文脈の中に初めて位置づけられたように感じた。まさに、画期的な講演であった。
ソレフ氏は、メシアニック・ジューイッシュ運動の歴史、現状、未来について語ってくださった。恐らく、これほど包括的にメシアニック・ジュイッシュ運動について語られたのは、日本では初めてのことだと思う。
聖会の最後に、異邦人クリスチャンの罪を告白し、ユダヤ人から赦しを請うという祈りの時が持たれた。ソレフ氏が、私たちを祝福するために、大祭司アロンの祈りをヘブル語と英語で祈られた時、聖会の霊的状態は最高潮に達した。多くの参加者が、涙とともに、ユダヤ人に対する自らの罪を告白した。
第3回「再臨待望聖会」で、ようやく再臨待望運動が本格的に動き始めたという実感を持った。東京会場でも、出席者の皆さんは、真剣にメモを取りながら、一言も聞き漏らすまいという姿勢で聴いてくださった。会場には、聖なる静寂が満ちていた。丸一日かかった聖会であったが、最後までこの静寂感が消えることはなかった。
ハーベスト・タイムは、今後とも、「聖書研究から日本の霊的覚醒(目覚め)が」をモットーに前進します。来年も第4回「再臨待望聖会」を開催します。ご加祷をお願いします。
イスラエル聖書大学への献金について、一言申し上げる。
イスラエル聖書大学は、ネタンヤ(テル・アビブの北にある町)で2階建ての中古ビルを購入し、そこを改装して、昨年末から校舎として使用を開始している。最初、屋上スペースも購入する予定で交渉していたが、オーナー側が売却を拒否したために、そのままになっていた(屋上を手に入れると、ビル全体がイスラエル聖書大学の所有となる。また将来、3階と4階を増築することが可能になる)。ところが、つい先日、オーナー側から売却の申し出があったという。価格も破格に安い額だという(約35万ドル)。イスラエル聖書大学の理事会から私のもとに手紙が届いた。そこには、屋上部分購入のために、祈って欲しいとあった。イスラエル聖書大学の将来を考えると、屋上購入は、大きな祝福となる。
そこで私は、こう返事した。
(1)総額の3分の1程度をハーベスト・タイムが支援する。10万ドル(約850万円)を近日中に送金する。
(2)こちらからのお願いとして、校舎の中のどの部屋でもいいが、「サクラルーム」と名付けて欲しい。これは、日本のクリスチャンに献金を呼びかけるためであり、また、日本人信者とメシアニック・ジューの心を結びつけるためでもある。
さっそく感謝の返事が返ってきた。そして、大学にあるカンフェレンスルームを「サクラルーム」と命名するとのことであった。
この情報は、名古屋聖会が終わった時点で届いた。そこで私は、札幌聖会、大阪聖会、東京聖会で、以下のようにアナウンスした。
(1)聖会での献金は、全額「サクラルーム」のために捧げる。
(2)10万ドルに満たない部分は、ハーベスト・タイムが補てんする。
(3)聖会の諸経費は、今年は、すべてハーベスト・タイムで負担する。
この呼びかけに、参加者の皆さんは、積極的に応答してくださった。
現時点で、約600万円が捧げられた。4月末まで、「サクラルーム」献金を受け付けます。この感動的なプロジェクトに、ぜひご参加ください。
なお、イスラエル聖書大学の動画が、以下のサイトでご覧いただけます(英語です)。
www.youtube.com/watch?v=VbG8HlcO6LY
感謝。中川健一