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ラビたちの教えに対する反論

#16 メシアニックジューはカルト集団か?

アシュドデ市のラビ長は、私達メシアニックジューのことをヒトラーより悪い連中だと言う。ラビ・アムノン・イツァクも、メシアニックジューをカルトだと断定し、「キリスト教の宣教師はお金で人々を『買っている』。貧困家庭にお金やフランス行きの無料航空券を与えている」と発言している。しかし、そもそも「カルト」の定義とはどのようなものなのか。カルトの定義が当てはまるのは、どんな人達なのか。

 

イスラエルの地に住むメシアニックジューとして、私達は、祖国を愛し、納税や兵役の義務を果たし、様々なボランティア活動をしている。私達の出身国や民族的背景は多様であり、住んでいる場所も、さまざまである。私達は、同胞のイスラエル国民の中で共生し、一般的な学校や大学で教育を受け、様々なグループや社会の輪に積極的に参加している。街中で私達を見かけたとしても、他の人達との違いを感じることはないはずだ。そこで、あなたにこの質問を投げかけてみたい。「カルト」の定義に当てはまるのは、誰か。

 

エベン・シュシャン・ディクショナリーは、カルトをこう定義している。

「宗教観や社会観が大多数の人々と異なり、相容れないため、一般社会から離れていった集団や会合。特に、現代的な意味では、指導者が『マインド コントロール』と呼ばれる手法を使ってメンバーの心、感情、霊性を自らの支配下に置く閉ざされた集団のこと。詐欺的行為や洗脳を行い、メンバーを奴隷化して、その財産や能力を好き勝手に利用する集団で、搾取の対象は、金銭、感情の他に性的関係にまで及ぶこともある」

 

イスラエル・カルト被害者センターは、こう定義している。

「カルトは、メンバーを操って利用する集団で、メンバー側の被害は心と財産に及ぶが、肉体にまで及ぶこともある。集団側がメンバーに対して、どのように行動し、考え、感じるべきかを、全面的に指図する。新入りのメンバーに対しては、人を操る為の様々な手法を用いて、忠誠心が強く従順に服従するメンバーになるように指導していく。カルト的集団は、自分達の活動や指導者には、特別な地位が与えられていると主張する。メンバーは、この特別な地位の存在を受け入れることで、一般的な社会規範や社会通念、家族モデルや価値観と矛盾することでも容易に受け入れてしまう。カルトは、その本来の性質と目標を隠しながら新しいメンバーを獲得する」

 

正統派の居住区やユダヤ教の神学校に足を踏み入れると、服装規定や生活様式、考え方が、ラビの指図に基づくものになっていることが分かる。例えば、祈り方、髪型、食物規定、バスの車内での座席と座り方、歩道の歩き方、結婚相手、交際相手、使う言語など。エルサレムの正統派居住区では、以下のような規則がある。

1 男性と男児は、前髪を伸ばさない。

2 婦人は髪を剃る(訳注:カツラを着用する)

3 男児女児共に入学できるのは、正統派の学校のみ。自宅での教育も同様に正統派の内容。

4 婦人の歌声が自宅外まで聞こえないよう留意。自宅で宴会を開くときも例外ではない。

5 家の中にテレビやラジオを置くことは禁止。

6 異端者や婦人の歌声のレコードをかけるのは禁止。

7 正統派の子女達は、正統派教育を受けていない友人を自宅に連れて来たり、交際したりしてはならない。

ところで、これらの規則はモーセ律法に含まれているものではなく、すべてラビ達が考案した口伝律法である。

 

「自分達の活動や指導者には、特別な地位が与えられている」という主張を吟味してみよう。

タルムードから引用してみる。

「長老の言葉は、預言者達の言葉より重要である」(ベラコス1:7)

ラビ達は、旧約聖書の預言者達よりも自分達を上に置いている。

ラビ・アキバは 、

「あなたの神、主を恐れよ。しかし、主以上に、賢人達の弟子を恐れよ」

とし、正統派の神学校で賢人達の教えを学んだ者は、神の地位を受けると主張している。

 

「王とは誰か。それは、長老だ」(バビロニア・タルムード)

ラビ達は、自らを王だと思っている。正統派の神学校の学生は、自分の父親よりもラビを重んじるようにと命じられる。ラビの命令に違反したなら、死刑判決が宣告される(トラクテイト・ギティン)

「賢人の言葉を嘲る者は、煮えたぎる熱い糞便の中に投げ込まれる」(トラクテイト・エルビン)

このようにタルムードは、正統派というカルトの指導者であるラビ達に神のような地位を与えている。

 

「指導者が、『マインド コントロール』と呼ばれる手法を使ってメンバーの心、感情、霊性を指導者の支配下に置く」という点についてはどうか。

ラビ達は、自分の名前が 称えられるだけでは満足せず、信徒の内面に自らの地位を確立しようと、徹底した脅しをかける。

「先人が、自らのラビの賛同を受けて教えたことは、 既にシナイ山で モーセに与えられていた教えだ」(トラクテイト・ペアハ2:4)

ラビ達は、信徒を奴隷化し、彼らの財産や能力を好き勝手に利用する。タルムードにこう書かれている。

「長老から学ぶ者に物品を提供する人は、天の神学校に入学するという報いを受ける」

ラビ達の販売する商品は、「救い」、次の世での祝福、西壁での執りなしの祈り、幸運のお守り、などである。ところで、ある種の物体に不思議な力が宿っているという考え方は、偶像礼拝そのものである。ラビ達は、装飾を施したトーラーの巻物、いろいろなラビが触れたドル紙幣などを、霊的に盲目な信徒達に高値で売っている。

 

正統派の共同体が、カルトの定義に当てはまるのは疑いの余地もない。新約聖書は、神の力をお金で買うことを禁じている。使徒8章に、シモンという魔術師が登場する。

「シモンは、使徒たちが手を置くことで御霊が与えられるのを見て、使徒たちのところに金を持って来て、『私が手を置く者がだれでも聖霊を受けられるように、その権威を私にも下さい』と言った」(使8:18-19)

ペテロは、シモンを叱責した。

「おまえの金は、おまえとともに滅びるがよい。おまえが金で神の賜物を手に入れようと思っているからだ。おまえは、このことに何の関係もないし、あずかることもできない。おまえの心が神の前に正しくないからだ」(使8:20-21)

霊的なものを与える見返りに金銭を受け取るというのは、イエスと弟子達にとっては忌むべきことであった。使徒パウロも、同じ立場に立っている。

「私たちは、多くの人たちのように、神のことばに混ぜ物をして売ったりせず、誠実な者として、また神から遣わされた者として、神の御前でキリストにあって語るのです」(2コリ2:17)

 

イエスの時代にも今日と同じように、宗教界には宗教をビジネスにする精神構造があった。しかし イエスと使徒達は、声を大にしてそれを批判した。イエスは弟子達にこう語られた。

「病人を癒やし、死人を生き返らせ、ツァラアトに冒された者をきよめ、悪霊どもを追い出しなさい。あなたがたはただで受けたのですから、ただで与えなさい」(マタ10:8)

 

ラビ達がイエスと弟子達を拒否した理由は何か。彼らは、イエスをメシアとして受け入れると、それまで与えられていた名誉、権力、収入源などを失うことを知っていた。だからラビ達は、2000年前から、あらゆる手段を駆使して、イエスというお方をイスラエルの民から隠し、新約聖書を読ませないようにしてきた。彼らと私達メシアニックジューと、どちらが カルトだろうか。

 

月刊紙:2019年6月号掲載

松村慶子 訳  中川健一 監訳

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