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ラビたちの教えに対する反論

#4 イエスとユダヤ人にどんな関わりがあるのか

ラビ達の中には、私達のことを外国の牧草を糧にしている連中だと非難する人がいるが、そういう人は、イエスがイスラエル生まれのユダヤ人だったことを忘れている。イエスがイスラエルの地を歩まれた時代から二千年も経ったのに、いまだに私達や全世界の人々がイエスのことを話している。これを不思議な事だと思わないのだろうか。

 

イエスは歴史を二分された。イエス登場の前と後だ。日付を記す度に、あなたはこのことを認めているのだ。

 イエスが書いた本は一冊も無いが、世界中の誰と比べても、イエスほど多くの本に取り上げられた人はいない。二千年前にはSNSもYouTubeもインターネットも無かったが、現在世界中で最も口コミで伝えられているのがイエスである。どうしてイエスは、これほど多くの人々の心をとらえてきたのだろうか。

イエスの生涯と働きを記した新約聖書は、約1500の言語に翻訳されていて、毎年印刷される部数は5千万冊近くにのぼる。

イエスが描いた絵、作った歌、詩、ミュージカルは一つもないが、イエスの生涯とその教えは、絵、歌、詩、映画などの創作に多くのインスピレーションを与えてきた。歴史上、これほど多くの人々に影響を与えた人物はいない。有名な芸術家ヴァン・ゴッホは、こう述べている。「誰よりも偉大な芸術家イエス。彼は、絵も描かず、曲も作らなかったが、真理のために声を上げ、死すべきものを不滅のものに変えた」

 イエスは軍隊を率いたことも、豪華な宮殿に住んだことも、帝国を治めたことも、正式な指導的立場に就いたこともなかった。一般的な見方とは異なり、イエスには新しい宗教を確立する志もなかった。それでも大勢の人達が、自分の人生の目的はこの方にあると確信し、イエスの生き方を人生の手本にしてきた。イエスのことば、また行われた奇跡や不思議なわざに心を深く打たれた人は多い。十字架刑の後、弟子達はすぐに散り散りになり、姿を消すだろうと思われたが、正反対のことが起きた。彼らは、恥じ入ったり、意気消沈したりするのではなく、エネルギーに溢れ、イエスは旧約聖書に預言されていたメシアであると熱心に伝え始めた。死者の中から復活したイエスは、弟子達の前に現れ、さらに、イスラエル各地で他の人々にも現れたことが、新約聖書に記録されている。

 

ユダヤの民が見ている中、ユダヤ人であるイエスの弟子達が公然とイエスの御名によって超自然的なしるしや不思議なわざを行い始めると、権力者や宗教的指導者は自分たちの実権が弱体化するのを恐れて、弟子達を迫害し、殺害するようになった。当時イエスに従っていたのは、メシアニック・ジュー達だったが、その後イエスを信じる異邦人が合流し、ついに異邦人信者の数がユダヤ人信者の数を上回るようになっていった。

 

初めの頃、ユダヤの民はメシアニック・ジューに好意的だった。ユダヤ人の歴史家ヨセフスは、イエスの弟子達は他者を思いやり、善行を実践し、高い倫理基準で生きていると称賛している。しかし、自分達の立場が気がかりな宗教的、政治的指導者達は、イエスの弟子達を黙らせようとした。ところが迫害や脅迫があっても、イエスの弟子達の伝道は勢いを増し続け、福音は世界中の国々に届けられていった。

 

イエスのメッセージは、ユダヤ教に新風を吹き込む革命的なものだった。この事を理解しよう。

イエスのメッセージは、宗教的なものではなかった。イエスは、恐怖心に訴えかけて、行いによって神の恵みを受けるようにと人々に圧力をかけることはなかった。むしろ、人々を励まし、力強い愛を示した。イエスは、恵みと赦しについて語り、ユダヤ人も異邦人も神のかたちに造られた者として神に愛されていると教えた。公民権運動の活動家マーティン・ルーサー・キング・ジュニア博士は、こう語っている。「愛の中には、贖いの力がある。この力が一人一人を変えていくのだ。…だからイエスは、『あなたの敵を愛しなさい。』と語る。…憎しみをもって向き合うと、敵は引き下がれなくなる。憎しみは、憎しみを向けられた者を損ない、憎しみを持つ者をも損なう」

 

イエスは、当時の宗教的指導者が語っていた宗教的メッセージとは正反対の幻を提示された。全ての人が公正かつ平等に扱われる世界という幻だ。男性と女性、ユダヤ人と異邦人、主人と奴隷が平和に共に住んでいる。お互いを尊重し合い行動する社会、お互いに相手のことを考え、愛する社会という幻だ。イエスはこれを「神の国」と呼ばれた。

 

イエスは、ご自身が再臨するとこの「神の国」が実現すると約束し、弟子達に使命を与えた。それは、イエスとの関わりの中で力を受け、日常生活において「神の国の価値観」を反映させるという使命である。この幻の為に自分の人生を捧げるように召された弟子達は、その召命にしっかりと応答した。これまでイエスのようなお方に出会ったことがなかったからだ。このお方は、力にもことばにも優れ、奇跡も行われた。これらのことが弟子達の心に浸み込み、彼らの内に永遠のいのちへの希望が湧いたのである。

ユダヤ人の哲学者バルーフ・スピノザ(17世紀にオランダで活躍)は、このことについてこう記している。「神のとこしえの知恵は、あらゆるものの中に表れていて、特に人間の魂に表れている。中でも、イエス・キリストにおいて最も良く表れている」

イエスは、人々に興味を抱き、彼らとの真実な関係を育みたいと願っておられた。私達なら関わりを持ちたくないと思う人々、例えば重い皮膚病患者、取税人、ホームレス、遊女、貧者、拒絶された人、何らかのトラブルを抱えている人、などとのつながりを特に願われた。イエスは、罪ある者として社会から見放された弱者を助け、病人を癒し、自らは罪を赦す権威を持っていると宣言された。心を開いてこの方を受け入れた人々の人生は、この方との友情によって永遠に、また深いレベルで変えられた。イエスが示された他者への愛にいつも触れていた弟子達は、もはや後戻りすることがなかった。彼らは、イエスの為に、またイエスのメッセージの為に死ぬことも辞さなかった。

ユダヤ人の科学者アルバート・アインシュタイン(人格を持たない神であるスピノザの神を信じるとの立場であった)は、1929年に、あるアメリカの雑誌のインタビューの中でイエスについて興奮気味にこう語っている。「福音書を読むと、誰でもイエスの臨在を感じるはずだ。あらゆることばに、イエスの人格が躍動している。作り話なら、これほど生命感にあふれたものにはならない!」

 

ユダヤ人は これまでずっとイエスを信じてきたということを理解しておこう。

実際のところ、初期のイエスの信者は全員ユダヤ人だった。そして現在、これまでになかったほど大勢のユダヤ人がイエスを信じている。ユダヤ教の歴史家の間でも、キリスト教の歴史家の間でも、イエスが肉体を持ってここイスラエルで活動された頃、信者は全員ユダヤ人だったというのが一般的な見解だ。イエスの死と死者の中からの復活以降、最初の数年間で、数千人ものユダヤ人がイエスを信じた。それどころか、当時の疑問は、「ユダヤ人のメシアを信じながら、異邦人のままでいられるか」というものであった。

イエスを様々な哲学者と同じカテゴリーに分類することなど不可能だ。だから、イエスとは誰かという疑問について、時間をかけて自分なりの答えを熟考することが大切だ。イエスはこう語られた。

「人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません」(ヨハネ1513

これこそ、イエスがあなたや私のために最も崇高な行為を成し遂げて下さった理由だ。イエスは、私達のためにご自身の魂といのちを差し出して下さった。当時から今日に至るまで、私達のようなユダヤ人が愛をもってイエスとそのメッセージを受け入れる理由は、ここにある。

What’s the Deal With Jesus Anyway?

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